岡山県で放課後等デイサービス、児童発達支援などを展開する「おひさまグループ」スタッフ向け研修で「効果的な支援策」を取り入れていただきました。
研修を担当したのは、運営会社様のアドバイザーとして在籍しながら、発達凸凹アカデミーにて子どもの発達インストラクターを取得した田口さん。

研修を受けた各事業所の方からの感想が届いたのでまとめます。
(知っていたことも)新しい発見がありました
- 問題行動は本人がしんどいことはわかっていたのですが・・・なんでだろうと思うことがありました。ちゃんと一人一人を観察できるようになって、その子にあった対応ができるようになりたいと思いました。
- ことばだけは聞いたことがあるが、具体的な対処法を今回の機会で知ることができました。
- 講座を聞く前から知っていたことでもより深く知れたり、〇〇だからこういう行動が起こるなどがわかり、とても勉強になりました。

日々の対応を見直すきっかけになりました
- 日々実際の体験を思い浮かべながら反省したり、こうすれば良かったかなぁと新たに発見をさせてもらったりして、ありがたかったです。
- 今まで効果のない支援をしていた部分もあったので、子供の将来を見据えた言動をしていくことが大切だと学びました。
- 見通しを持たせることがこんなにも大事なんだと改めて感じ、ことばでも、視覚支援でもその子に伝わる見通しとはどんなやり方なのかを丁寧に考えたいと思いました。課題や学習を考えるうえで、「大人が満足するゴール設定」になっていないかを考えなおしたいです。
わかりやすくて実践的な内容でした
- いろんな定義だけを学ぶのではなく、問題行動と原因、問題行動に対する対処、支援の流れで児童の顔や自分の日頃の様子を思い出しながら聞くことができ、大変分かりやすく頭に入りました。
- テキストの図や表も見やすくこの子はここにあてはまりそうだなーと、普段とは違った視点から見直す時間になりました。
- この事業所で指導員の仕事をさせていただいてまだ2カ月弱で分からないことが多い中、このような講座を受けることできてありがたく思います。
初めての講座でしたが、知らないことが多く学ぶことが多かったです。
それと同時に自分のやってきたことが逆に刺激になっていたのでは?とか効果のない支援をしていたのではないか?と感じました。具体的な支援方法や対処法を知ることができたので実践にうつせるように日々考えながら取り組んでいきたいと思いました。

心に響く内容
- こどものことを一番に考える支援がとてもよかった。
- 「自分をあきらめない支援」という言葉がとても響きました。
- 「その場限りの対処ではなく、一人一人の将来に繋がる支援をしていくこと」について、改めて考えさせられました。
- 困った時にヘルプサインが出せる。できない事を多いが皆に助けてもらえるようにすればよい…と思えるように、自分のことをあきらめないように。支援する側もあきらめたりしないように、することは大事ですね。少しでも良い将来にしていけたら…と思いました。
保護者に伝えたい、寄り添いたい
- 将来のこと(子どもの体の大きさや力が親を越えたとき)のことを思うと、子供が低学年までの間に対処方法を知っておくことが大切、と保護者の方々に伝えてあげたいと思う。
- 今まで受けた講座は支援者としてのものが多く、今回は子育てママ向けのものだったので、この講座をうけたことによって少しでも保護者に寄り添えたり、不安や悩みを聞き、力になれるような支援者になりたいと思いました。
事業所全体として、支援の在り方について
- 今回の講座をきっかけに、スタッフ間でケーススタディをより積極的にしていこうと思いました。
- 本人が生活場面でどこが困っているか、本人ありきの療育から離れていかないように気をつけようと思います。
- 私は管理者と言う立場としてスタッフ同士が療育の現場でスタッフ同士で気を遣ってしまうことより、こどもにとって何が一番いいのか?子どもさん一人一人の段階に合わせた療育ができるよう、普段からコミュニケーションを大事にしていきたいと思いました。その子にあった頑張らせ方をしているか、こちらのルールにのらせようとしているのかを見極めながら支援していきたい。
- 見通しを持てるように先に伝えることだけでなく、自分なりの見通しを勝手に作っている場合もあることへの配慮や支援の在り方を考えさせられました。
研修で取り入れられた「効果的な支援策」とは?
今回、おひさま事業所で研修内容として取り入れられたのは、1日3時間の「効果的な支援策」という講座です。

元指導員として2,000名以上の子どもをみてきた自身も自閉症スペクトラムの子育て経験のある、おうち療育アドバイザー浜田悦子講師が開発した講座。(ユーキャンコラボ講座でも教材開発・執筆を担当)
保護者以外にも、保育士・幼稚園教諭・指導員・支援員・教員・子ども向け教室の先生・・・など、様々な方から「発達障害の子どもについて理解ができた」と好評を得ています。
この講座で学ぶこと
- 問題行動はなぜ起こる?
- かんしゃく、お友達にちょっかいを出す、脱走、何度同じことを言っても聞かない・・
これらはただ「見えている部分」に過ぎません。
その裏側にある「原因となっているもの」を一緒に考えていきます。
- 発達凸凹の子どもだけが感じている感覚の理解
- 耳をふさぐ、ちょっとした光を眩しがる、寒いのに半袖、おむつが汚れていても気づかない・・・
発達凸凹の子ども特有の”感覚”を理解しながら、日常の「なんで??」を紐解きます。
- 具体的な対処法
- かんしゃくを無くすには、どうすればいい?集中して座っていられるようにするには、どうすればいい?
前章で見つけた原因を元に、その子にぴったり合った対処法を具体的に考えていきます。
参加者同士でシェアすることや、講師が伝える様々な事例の中に新しい発見があります!
- ほとんどの人が知らずにやっている「効果のない支援」とは?
- その都度叱る、約束する、がんばらせる、慣れさせる・・・
実はこれらの方法はほとんど「効果のない支援」です。
子どもにとっては問題行動の強化に繋がり、支援もより複雑に大変になってきます。
- 子どもの将来に必要で、自分を諦めない支援とは?
- その場しのぎの対処では、本当の問題は解決しません。
子どもの未来につながり、支援の現場も楽になる。本当に効果のある支援方法に出会えます。
受講後の変化
「効果的な支援策」を受講後、学んだ内容を自宅で2週間実践した保護者によるレポート結果*
受講前の悩み

- 切り替えができない
- イライラしている
- 怒鳴ったり手が出る
- 思い通りにならないと叫ぶ
・・・etc
子どもへの変化

<具体的な効果>
- 話を聞いてくれる、お願いに対応してくれるようになった
- イライラした理由を自分で話せるようになった
- 自分でやりたいことを探して遊ぶバリエーションが増えた
- ぐずらなくなった、癇癪の時間が短くなった、回数が減った
- 言われなくても自分で準備できるようになった
- 自分から行動するようになった
- 自分で次に何をするか考えられるようになった
- 他害が減った
- 意欲的に取り組むことが増えた
- パニックが減った
・・・・etc
発達凸凹アカデミー インストラクター養成講座 修了課題レポート「効果的な支援策で学んだ内容を2週間自宅(又は支援の現場で)で実践してみた効果について」有効回答数53名。※結果には個人差があります https://dekoboko-academy.com/instructor2022
研修での導入をお考えの事業者様へ
放課後等デイサービス、児童発達支援センターなどのスタッフ向け研修に発達凸凹アカデミーのノウハウを導入された事業所様へ。

発達凸凹アカデミーでは全国各地に、経験豊富なインストラクターがいます。オンラインでの対応も可能です。
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