岡山県にて放課後等デイサービス、児童発達支援を展開する株式会社HUGHUG様にて、支援者向け研修で発達凸凹アカデミーの提供する「効果的な支援策」を取り入れていただくことになりました。

今年に入ってから、インストラクター3期生のタグチトモコさんが、各事業所で働く支援員さん向けに講座を開催しています。

支援事業所での研修

1日3時間で学べる「効果的な支援策」とは?

発達凸凹アカデミーでは、発達障害やグレーゾーンの子どもの将来につながる支援の方法を、3つの視点から提案しています。

3つの支援方法

「効果的な支援策」はそのうちの1つ、おうち療育アドバイザーの浜田悦子先生が考案した、家庭ですぐに取り入れられる支援方法が学べる講座です。

子どもの問題行動の原因と対策を学べる発達凸凹アカデミーの講座の中でも、最も基本となる内容です。

効果的な支援策テキスト
効果的な支援策テキスト

今回の研修は、株式会社HUGHUGに社員でもあるインストラクター3期生のタグチさんのご縁もあり、各事業所での支援員さん向け研修教材として取り入れていただくことになりました。

支援事業所での研修
タグチトモコさん

株式会社HUGHUG様は、岡山を中心に広島・兵庫・高知・愛媛まで幅広い地域で放課後等デイサービスや児童発達支援センターを展開していらっしゃいます。

本日は、いち早く研修を受けた岡山市中区にある「おひさま 高島事業所」の管理責任者である矢吹先生と、小野先生にお話を伺いました。

インタビュー

発達凸凹アカデミー代表 伊藤真穂

初めまして!発達凸凹アカデミー代表の伊藤です。

この度は研修への導入を決めてくださりありがとうございました!今回この講座を研修に取り入れてみようと思ったのはどうしてですか?

小野先生

初めまして!保育士からこちらの事業所で支援員として勤務している小野と申します。

以前から子どもの対応で困った時などは、タグチさんに相談していました。そのタグチさんがすすめる内容なら間違いないだろう、ということで導入することにしました。

ちょうど新卒のスタッフも入ってきたところで、同じ事業所内で働くスタッフみんなで一緒に聞くことが大事だと考えたからです。

実際受けてみると、これまでタグチさんからアドバイスいただいた内容と相違なかったので、学べてよかったです。

発達凸凹アカデミー代表 伊藤真穂

講座で学んだことで、具体的にどのようなことが現場で活かせましたか?

小野先生

これまで、子どもたちの気になる行動への対処はしてきましたが、原因まで考えることはできませんでした。

感覚過敏などもわかっているつもりでしたが、これまで自分が何気なく子どもにやってきたことが、子どもにとってはすごく刺激だったんだろうなぁと気づくことが多かったです。

例えば、子どもに何か伝える時、私が子どもに顔を近づけてじっと見つめて伝える・・・ということをしてきたのですが、子どもによってはすごい圧迫感と刺激だったかもしれない、と。

その他、「約束させる」「がんばらせる」が効果のない支援だというこということも、いろいろと考えさせられました。

問題行動を起こした子どもを別の部屋に呼んで、そういった(約束したりがんばらせたり)声がけをしていたので。

がんばることが本人のためだと思っていたので、あとちょっとというところの背中を押すことも大事だと思っていました。

そのあたり、まだ自分の中で模索している部分がありますが、講座で学んだことを少しづつ活かしていけたらと思っています。

発達凸凹アカデミー代表 伊藤真穂

責任者である矢吹先生はいかがでしたか?で活かせましたか?

管理者兼児童発達管理責任者 矢吹先生

初めまして!

私は児発管としてスタッフが熱意をもって子どもを指導する姿をずっと見てきました。時に、そこまでがんばらせなくてもいいのでは・・と思うこともありましたが、それぞれのスタッフにもいろんな理由があるということが、話し合いの中でわかりました。

やはりスタッフ間で、コミュニケーションをしっかりとっていくことの大切さを実感しています。

心に溜め込まないで、いつでも話し合えるような間柄になれるといいなと思っています。

やはり子どもの人格を否定せずに、子どもの自己肯定感を伸ばすことが重要だと感じています。僕は大丈夫って思えるような子どもになってほしい。それには周囲の大人がしっかりと子どもの人格を守っていくことが、大切だと考えています。

発達凸凹アカデミー代表 伊藤真穂

もっとこんな内容があったらいいなど、リクエストはありますか?

管理者兼児童発達管理責任者 矢吹先生

親御さんの中には、刺激や過敏のことなど知らない方もいらっしゃると思います。「大きくなったらよくなる」「成長とともに変わる」・・というふうに考えている方も多いのではないでしょうか。

私たちが短い時間の関わりの中でできることは限られているので、一番身近な親御さんが子どものことを理解すること、親も子どもももっと楽になると思います。

例えば、絵カードなどの支援グッズも自宅で簡単に手軽に取り入れられるようなものがあればいいな、と思います。

発達凸凹アカデミー代表 伊藤真穂

そうですね、まずは手軽なものから、家庭での支援ができるようになるといいですよね。私たちも1人でも多くのママたちに伝えられるよう、がんばりますね!

お忙しい中、貴重な現場のお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました!

インタビューを終えて

現場で働く支援員さんのナマの声を聞けた貴重な機会でした。

今回お話してくださった「おひさま 高島事業所」のお二人は、本当に熱心に子ども1人ひとりの将来のことを思いながら、どんな支援ができるのかを日々考え、子どもたちに向き合っておられる様子が伝わってきました。

いち親として、こんなすてきな支援員さんがいるところに子どもを預けたい!!と思いました。

保育士さんとしての経験豊富な小野先生の言葉が印象的でした。

「ここにきて、保育士としての経験はいっさい役に立ちませんでした」

日々、発達障害の子どもたちと向き合いながら、うまくいったことを共有してこられたそうです。

本当に、大変なお仕事ですが、矢吹先生や小野先生のような方の元で大事な幼少期を過ごせる子どもたちは、幸せだなと思いました。

うまくいった・いかなかったよりも、どんな時も自分と一生懸命向き合ってくれた大人の「思い」は子どもに伝わっているはずです。

発達凸凹アカデミーでお伝えする内容やインストラクターたちの活動が、1人でも多くの親御さんや子どもに関わる方々に伝わり、おとなもこどもも毎日がちょっとでも楽になるといいなぁと思いました。

おひさま高島事業所の矢吹先生、小野先生。

そして、3期生のタグチトモコ インストラクター。

本当にありがとうございました。

Link

◎おひさま 高島事業所はこちら

おひさま 高島事業所

◎1日3時間で学べる!「効果的な支援策」はこちら

効果的な支援策 テキスト


https://dekoboko-academy.com/course/basic-top/support

◎タグチトモコ インストラクターについてはこちら(言語聴覚士さんとしてのブログやインスタがオススメです!)

https://lit.link/taguchitomoko

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