これまで発達凸凹アカデミーは「発達障害の子どもをもつ親御さんや支援者さん」に向けて様々な取り組みを行ってまいりましたが、2022年より「大人の発達障害」という課題に取り組んでいきます。

実はこれまで、多くの企業様に発達凸凹アカデミーで伝える「発達障害の子どもへの関わり方」をお伝えする中で、「大人に向けての講座はないのですか?」というお問合せをいただいてきました。

現在、様々な方にもご協力いただきながら、「企業研修」という形で実現に向けて準備をしています。

今でこそ「発達障害」という言葉が社会でよく聞くようになり、以前に比べれば早期に診断を受け、適切な支援を受けられる子どもも増えてきました。

しかしながら、今の20代以降の方々はそういった支援もなく生きづらさを抱えながら成長し、就職もしています。

社会生活や仕事という場面では、多くの力が求められます。これまでなんとかやってきた人たちも、社会にでて壁にぶつかる方もいます。

自分自身が得意不得意を理解し、適切な対応ができればいいのですが、幼少期から1人でがんばってきた方は、大人になってもなんとか1人でがんばろうとし、体や心をこわしてしまうこともあります。

そして、現在大きな課題となっているのが「上司たちの苦悩」です。

管理職としては部下を育て効率よく仕事を回していくことが、自分自身の評価になります。

しかしながら、その中で「これまで通りのやり方」が通用しない部下の存在によって、多くのストレスを抱えることになります。

それではお互いが、本来持つべき力を発揮できません。

要するに、

どちらが悪いわけでもなく、単に「知らない」というだけで両方とも負担を感じている・・というのが現実です。

解決策はただ一つ、お互いが「相手を理解する」ということです。

しかしこれは、自分たちだけの力ではどうしようもありません。

「当然できるだろう」
「当然わかってくれるだろう」

の平行線です。

私たち発達凸凹アソシエーションとしてできるのは、この両方に「理解」を伝えることです。

私たちが提供できることは大きく分けて2つです。

1,【管理職の方向け】 ”育てづらい”部下の生産性を上げる方法

2,【人事の方向け】当事者の方、仕事に困り感を抱えている方に向けての適切な指導・教育方法

発達障害やグレーゾーンの方々には、

一般の人には理解し難い「特性」があります。

そして、本人もその特性からくる生きづらさに気づいてないことがあります。

相手を理解すること、そして自分を理解すること。

私自身も、自分の子どもが発達障害でなかったときは「仕事ができない」と思っていた部下に、辛く当たったことがありました。

なぜこんなこともできないんだろう、
どうして私の言ってることがわからないんだろう、

なぜ私がこんなにストレスを抱えないといけないんだろう・・・

そんな風に思っていました。

でも今になって思うのは、

相手も困っていた、ということです。

そして私の心には、その時の後悔だけが今も心のトゲのように残っています。

ただ「知らなかった」というだけで、多くの人が苦悩しています。

ただ「知る」だけで、お互いが楽になります。

貴重な人材を活かすことで、会社の生産性を向上することができます。

今目の前で起きている毎日の問題に、解決するための糸口はあります。

私たちがそれを一緒に見つけていきたいと思います。

提供開始まで少しお待ち下さい。

一般社団法人発達凸凹アソシエーション

伊藤真穂